超漢字検索 プレスリリース:補足資料(特長)


・直感的で分かりやすい検索キーの指定が可能です。
  漢字の正式な部首に限らず、見かけから直感的に得られる漢字の一部をキーとした検索が可能です。「イ」「ウ」を「にんべん」や「うかんむり」の代りに使うなど、形の似たカタカナも検索キーとして使えます。「C」を指定した場合には、「℃」「¢」「cm」など「C」を含む文字のほかに、「C」に類似した「⊂」や「⊇」も検索できます。さらに、「区」と「區」、「広」と「廣」、「竜」と「龍」、「一点しんにょう」と「二点しんにょう」のような異体字関係にある部品も含めて、自動的に検索します。たとえば、「寿」をキーにした場合、「梼」だけでなく、「寿」の異体である「壽」を含んだ「檮」も同時に検索できます。

・文字の部品、よみ、画数の組み合わせにより、効率のよい検索ができます。
  部品や部首だけでなく、よみや画数、それらの組み合わせ(AND条件)によって。検索条件を絞り込んでいくことが可能です。画数では範囲の指定ができるため、正確な画数が不明でも検索できます。たとえば、「かん 舟 =20〜25」の指定により、読みが「かん」で「舟」を含み、画数が20画から25画の漢字を検索し、「艦」の1字に絞り込むことができます。また、「憂鬱(ゆううつ)」の「鬱」のように複雑な文字でも、文字の部品を検索キーとしてすべて書く必要はなく、目立つ部分の「木 缶 木」を指定するだけで候補を十分に絞り込むことができます。記号の場合も、たとえば「○3」の検索キーにより「丸囲み数字の3」、「A ○」の検索キーにより「Å」、「m A」の検索キーにより「mA」などの要領で簡単に検索でき、アルファベットにウムラウトやアクサンなどの付いた欧州系の文字の入力も容易です。

・掛け算や引き算を使った高度な検索機能を提供します。
  検索キーに同じ要素の繰り返しがあるときは、「×」や「*」を使ってひとまとめにできます。たとえば、「木*4」により「木」を4つ以上含む漢字を探せます。さらに、漢字の一部を抜き出したい場合には引き算(マイナス指定)を使えます。たとえば、「癶」をキーとして入力したい場合には、「登−豆」と書くことができます。

・豊富な異体字や関連字の情報を提供します。
  新字体と旧字体との対応、中国や韓国の漢字との対応、漢字とトンパ文字との対応、ひらがなと変体仮名の対応、類似した記号の一覧など、関連する文字について幅広い情報を提供します。JIS2004で代表字形の変更された漢字についても、変更前後の漢字を異体字(異形字)として表示し、両者の字形を見比べて選択することができます(*13)。特に、人名用の異体字や旧字体の文字を探す時は、漢字の部品や読みで検索するよりも、よく使う漢字の異体字として検索するのが効率的です。たとえば「愼」の場合、「慎」の異体字として入力するのが簡単です。

(*13)JIS2000からJIS2004で代表字形に変更のあった文字を、文字化けさせずにWindowsアプリケーションに入力するには、画像イメージとして貼り込む必要があります。JIS2004での字形変更に関する情報を持っているわけではありません。




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