ほとんどのパソコンはマウスとキーボードを使って操作します。Windowsも超漢字も、マウスでメニューを選んだり、ボタンをクリックしたりして画面を操作します。
そこで今回は、キーボードだけで超漢字を操作するコツをご紹介します。
キーボードを使いこなせるようになると、超漢字の使い勝手がグンとあがります。
しかし、長い文章や大量のデータを集中して入力しているときに、いったんキーボードから手を放してマウスを操作するのがわずらわしい、と感じたことはありませんか。
キーボードを使いこなすためには、キーボードの配列を覚えておく必要があります。
図1は、超漢字で使用する、主なキーの配列と名前です。
まず、キーボードの「ホームポジション」を覚えましょう。
ホームポジションとは、どのキーを押してもかならず指を戻す場所のことです。
左手の人差し指は[F]キーに、右手の人差し指は[J]キーに置きます。たいていのキーボードは、[F]キーと[J]キーに小さな突起やくぼみがあり、キーボードを見なくてもホームポジションがわかるようになっています。
ホームポジションを意識してキーボードを操作できるようになると、無駄な動きを減らすことができるので、入力の効率があがります。
[Enter]キー、[Esc]キー、矢印キーなど、一時的にホームポジションから指を放さないと押しづらいキーもあります。ホームポジションから遠いキーを押したあとでもなるべくキーボードを見ないで[F]キーや[J]キーに人差し指が戻るように、手探りで練習してみましょう。
帰ってくる場所が決まれば、どこに出かけても安心です。
それでは、これから頻繁に使うことになるキーの位置を覚えていきましょう。
最初に、以下の3種類のキーの位置を確認してください。
[Esc]キーは、キーボードの左上隅にあります。直前の操作を取り消したり、取り消した操作を再び呼び出す操作(取り消しの取り消し)に使います。
[Backspace]キーは、通常[Enter]キーの上にあります。カーソルの直前にある1文字を削除します。
[Esc]キーと[Backspace]キーをキーボードを見なくても押せるようになると、いくら入力を間違えてもすぐに訂正できるので、入力ミスを恐れずにタイピングの練習ができるようになります。これからタッチタイピング(キーボードを見ずにキー操作する技術)を身につけたい、という方は、[Esc]
キーと[Backspace]キーの位置を最初に覚えておくことをお勧めします。
3つ目の左[Ctrl]キーは、キーボードの左下にあります(キーボードによっては、図1の[CapsLock/英数]キーと入れ替わっていることがあります)。
左[Ctrl]キーを押すと、ポインタの形が「プリメニュー」プリメニューに変わります。プリメニューは、左[Ctrl]キーとほかのキーの組み合わせで、さまざまなショートカッ
ト操作を実行することを示しています。
左[Ctrl]キーを使ったショートカット操作については、次回詳しく説明します。
まずは、キーボードを見なくても今回紹介した3種類のキーを押せるように練習してみてください。また、操作のあとに人差し指をホームポジションに戻すことも意識しましょう。
このコンテンツは、「TRONWARE Vol.62」の掲載記事「BTRONを使いこなせ!」をもとに「超漢字V」に合わせて“はるこ先生”が加筆修正したものです。
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